

静鉄グループは、関連会社も含め30社。総社員数はアルバイト・パートも含めると約6,000人。それに、社員の家族や親戚、取引業者などを含めると、数十万人という地域の人々が「静鉄グループ」と深い関わりを持っていることになる。この章では、こうした静鉄グループの地域との関わりをベースに、顧客の中でも常連客と呼ばれるロイヤルカスタマーを増やし、静鉄グループのブランド力を高めるグループバリュー(グループパワーを最大限に活かした付加価値)の創造を中心になって推進している静岡鉄道㈱の企画部の役割について紹介しよう。




静鉄グループのブランド戦略の根底は、生活に関わる大半において静鉄グループの商品・サービスを利用してもらうことにある。そこで登場するのが、交通乗車機能・ポイント機能・クレジット機能という、それぞれのお客様のニーズを満たしている、3種類のカード「ルルカ」である。電車やバスでの乗車券としての利用はもちろんのこと、例えば、<静鉄ストア>で頻繁にお買い物をするお客様が、「ルルカ」で貯めたポイントをルルカ加盟店である<静鉄ジョイステップバス>のオレンジツアーで旅行をする際に、ポイントを利用して代金を支払うことが出来るといったメリットを生み出している。 もちろん、静鉄グループのみならず、ルルカ協力店に加盟している地域のショップ・レストラン・商業施設を利用する際に、割引・粗品プレゼント等のサービスが受けられるという地域全体の活性化につながる戦略にも余念がない。そして、こういったお客様の購買情報等をもとに、お客様によりいっそうご満足いただけるサービスの提供を目指し、先に述べたロイヤルカスタマーを増やすきっかけを作るのが、企画部の重要な役割の一つである。データに基づく分析は勿論のこと、デスクワークだけでなく、ルルカの拡販や、グループ企業を駆け回るフットワークを活かして得た生の情報をマーケティング活動にフィードバックするということも重要な業務の一つである。


企画部が中心になって推進するブランド戦略はルルカの拡販だけではない。顧客層全体を見渡しながら、また、時代の潮流を察知しながら様々な可能性と問題点を抽出・改善していく活動がブランド戦略には欠かせないのだ。その一例が「少子高齢化問題」との関わりである。ライフスタイルが多様化・複雑化する中で、いかに持続可能なシステムを構築するか?という視点でブランド戦略を考える必要がある。このとき、ウェブサイトのあり方や高齢者にやさしいサービスの創出、それをいかに正しく啓蒙していくかという広告・メディア等での展開も考えていくことが具体的な仕事の一つとなっている。このように、企画部の活動は静鉄グループの戦略情報発信ステーションであり、戦略の司令塔としての機能を果たしている。そもそも「ブランド」とは目には見えないもの。ブランドの価値を評価するのはお客様であったり、その地域で暮らす人々なのだ。そういった意味でも、そこで働く我々スタッフ一人ひとりが、自分の仕事にプライドや情熱を持つことが大切な要素であることは間違いない。 |
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静鉄グループは、関連会社も含め30社。総社員数はアルバイト・パートも含めると約6,000人。それに、社員の家族や親戚、取引業者などを含めると、数十万人という地域の人々が「静鉄グループ」と深い関わりを持っていることになる。この章では、こうした静鉄グループの地域との関わりをベースに、顧客の中でも常連客と呼ばれるロイヤルカスタマーを増やし、静鉄グループのブランド力を高めるグループバリュー(グループパワーを最大限に活かした付加価値)の創造を中心になって推進している静岡鉄道㈱の企画部の役割について紹介しよう。


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